【3つの条件と勇気と決断があれば扉は開く】
一昨日、『梓弓』の梓の木を買い付けに岸和田まで行って来ました!
『梓弓』を持参して、木材屋の社長さんに見ていただくと社長さん、梓弓を手に取り、「この弓、神事に使われるんでしょう。日本に大切なことや、ええことされてますなぁ。お客さんのその向こうの人が喜んでくれるのが私も嬉しいですわ。」って…。
まだ2回しかお逢いしていないのですが、とっても気さくで、日本の木材をこうやって、新しい使い方で使って貰えるのがとっても嬉しいそうです。
「無くなったら、また来ます!」と言うと、満面の笑顔で社長さん自らお見送りしてくださりました。
ええ人やねぇ~。とかずさんと話しながら、梓の木材を持って今度は製材所に…。
こちらも社長さんに『梓弓』を見ていただいたら、「堅い木を、うまいこと曲げられましたねぇ」って感心していただきました。
前回はどのくらいにカットしていただいたらいいのか全くわからず、ロスも出たりしましたが今回はバッチリ!!何事も経験です。
数か月前には影も形も無かった『梓弓』。まるで、その「道」だよと扉が開いた感じがしました。
その「道」に進むには、3つの条件がクリアーした時、扉が開くそうです。
その3つの条件とは
①素質(才能)
②やりたいと思う意志
③環境
この3つの条件がそろった時に、まるで誰かに「やりなさい」と言われているかのように、目の前の障害物が全て無くなって、用意されている道が目の前にやってくるそうです。
まず環境が揃った。
直ぐに梓弓の材木となる木を手に入れることが出来た。そして、イメージを伝えたら、木材をカットしてくれるところがすぐに見つかった。
弦になる精麻は昨年末に栃木まで行き、精麻農家さんから精麻を仕入れたばかり。だから弦もすんなり編めた。
弓を曲げる枠に使う型。たまたま実家にあった使わなくなった大きな寿司桶を1年前にもらって来ていた。それがぴったり合った。
それから素質
もともとかずさんは日曜大工が得意。どうやったらできるかなと考える才能がある。
私は閃き担当!(笑)こうやったらいいんじゃない?って結構いいアイデア出してくる(笑) 寿司桶の閃きもそのひとつ。
やりたいと思う気持ち
最初はこれ作って何になるのか?さっぱりわかりませんでした💦
見本となるものも無いし、作り方も全くわからない。ただ、かずさんも私も作りたい、形にしたい、生み出したい。その想いはとても強かった。
二人とも何度失敗してもへこたれず、絶対作れるという妙な自信はあったのです。
でも、3つの条件が揃っても、勇気や決断が無ければその道には進めないそうです。
料理や甘味の店”寿ぎ庵”をやめると言う決断をしたから、この道が開いたのだと思います。
今日も2名様が梓弓を作りに来られます。来週は、大きい梓弓を作成される方も…。セッションで使ってくださるそうです。
木材屋の社長さんが言われていたように、お客様のその向こうの方が喜んでくださる。それはとっても嬉しいです♡
そして、5月14日の『下弦』の月の夜、梓弓のInstagramで、梓弓を持たれている方と一緒に『月待之祓』の祝詞を奏上したあと、梓弓を奏で心を響かせ合う時間を試みます。
月の満ち欠けと共に感じ味わう時間は日本ならでは…。
梓弓は”波動”そのもの。だから離れていても共鳴します。
神社でも未だに続いてる梓弓の儀式。
梓弓で目には見えない邪となる穢れをみんなで祓う。
そんな輪が広がると、自然に、優しくてしあわせな世界になっていくと思うのです。
その”とき”をご一緒しましょう…。

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